先日は、
『池袋落語合宿2011春』
にお越し頂きまして、ありがとうございました。
ほぼ同期の4人で、前座のときは、楽屋で頻繁に合っていたのだが、二つ目になると、なかなか4人が揃うことがない。
久しぶりに、それぞれの高座を見て、大変勉強になった。
自分の高座は、いまだに反省中だが、お客さんからお題をもらってやった、四題リレー噺は、新たな発見だった。
難しいだろうけど、一度この形で、新作を作ってみるのも、面白いかなと思う。
ただ、実は前日までは、4人でコントをする予定だった。
だから、池袋のドン・キホーテで、長髪のカツラを買って楽屋入り。
楽屋で、それをかぶると、みんなから
「それは、スベリますよ」と、言われる。
どうやら、スベる方のカツラを買ってしまったようだ。
どうして、スベらない方のカツラを買わなかったのか。
自分を責めた。
スベる覚悟を決めたところで、予定変更になり四題噺に。
ホッとしたが、会が終わった後、楽屋にポツンと置かれた、スベる方のカツラを見て、少し寂しくなった。
ごめん、ちゃんとスベってあげなくて。
今は、博多にいます。
長崎、博多、熊本と師匠のお供。
姉さん、博多は寒いです。雪がちらついています。
昼間、時間が空いたので、本屋で『江古田ちゃん』を買って、ホテルの近所のコインランドリーへ。
洗濯機6台のうち4台、乾燥機4台のうち2台が故障中という老舗だ。
『注意して下さい。盗難が多いようです』という貼り紙の
『多い』が『多少』
に直してあった。
良かったね。少がついて。
帰り際、表に女性のパンツが落ちていた。
パンツにヒモがついてあり、拾った瞬間、電信柱の陰から、ヒモを引っ張るイタズラだろうか?
いや、イタズラじゃなくても、善意で拾ってあげたところで、手にしたとたんに変態だ。
恐怖のパンツ。
誰も拾えないだろう。
パンツを背に部屋に戻り、めんたいワイドを見る。
めんたいワイドのおかげで、恐怖が、多いから多少になった。