2016年12月2日金曜日

台湾は昼の一時。

やあ、好きさ台湾。
今回は二ヶ所での公演。
どうなることやら。

飛行機で台北へ。
機内で、この旅の一つの目的である『芝浜』の稽古。
六日の会で演るのでやむなし。

窓から外を眺める。
飛行機の翼が錆びている。
『これは、綿密に計算されたサビなのであろう』と自分に言い聞かせる。
余計に怖い。

桃園空港に到着。
喫煙所で、空港の従業員から『ライターを貸してくれ』と言われる。
『台湾に来たんだな』と早速実感する。

タクシーで台北市内へ。
車内には『後部席もシートベルトをして下さい』と書いてあるが、もちろん運転手はしていない。

ああ台湾。

台北市内に到着。
日本の秋ぐらいの良い気温。
台湾では寒い方らしく、ダウンジャケットを着ている人もいる。
かといって半袖の人も。

これまた台湾。

コーディネーターの方に「どこか行きたいとこはありますか?」と聞かれたので「膝を治して欲しい」と答える。

『幻の名医がいる』と噂の診療所を紹介してもらう。

行ってみると「幻の名医などいない」と怒られる。
やは幻だったのか。
「ただ普通の名医ならいる」ということで、普通の名医に診てもらう。

「当分、正座はダメ」という普通の名医の話を正座で聞く。

針を膝と腕とお腹に、そしてなぜか乳首にも。
「サービス」普通の名医はそう言った。
ありがとう。

そして「幻の漢方薬を取ってくる」と言ったきり、帰って来なかった普通の名医。

仕方なく看護師から普通の漢方薬をもらい、夜市へと向かったA太郎。

待ってろ魯肉飯。