先日、飼っていたアゲハチョウのサナギが羽化しました。
ちょうど羽光さんを玄関まで、お見送りしているときだったので、残念ながらその瞬間は見られませんでした。
おそらく見せたくなかったのでしょう。
恥じらい。
わかるよ。
そういえば、黒い幼虫から青虫に変わるときも、羽光さんが散らかしたピーナッツの皮を片付けてるのに必死で見逃してしまったのでした。
もがいてる姿は見せたくないのでしょうね。
わかるよ。
でもヘンゲっていいですね。
さて、27日は日本橋亭で昇乃進師匠の落語会に呼んで頂く。
僕が高座に上がると、真ん中に座っていたお客様が、持参のポットからカップラーメンにお湯を入れ始めた。
仕方ないので、3分黙って待つ。
ラーメンが出来上がったので、話始めようと思ったら、今度は、落語を初めて聞きに来たという大学の先輩が、突然高座に向かって歩いて来て、僕に手紙と菓子折りを渡してくれる。
会場から「読〜め、読〜め」コールが起きたので、仕方なくその手紙を読む。
内容は、あまりにプライベートなのでここでは書けないが、お客様からすすり泣きが。
時計を見ると、持ち時間が近づいていたので、涙を見せないように頭を下げ高座を降りる。
今回は、落語が出来ませんでしたが。大学の先輩・お客様・昇乃進師匠そして、カップラーメン、ありがとうございました。
翌日は風子さんの会に、ゲストで呼んで頂く。
高座に上がり「お邪魔しましてすいません。ちょっと長い噺をやるので、風子さんの高座に体力を温存したい方は、外で休んでいて下さい」と冗談で言うと、お客様全員外へ出ていってしまった。
仕方ないので、お店の従業員の方に向けて、文七元結をやる。
誰もお客様がいないのに、身投げの場面でお店の店長が雰囲気を作るため、照明を少し落としてくれました。
ありがとうございました。
風子さん、今度はちゃんとしますので、また呼んで下さい。
さあ、明日はあかぎ寄席です。
よろしくお願い致します。