高座に上がる前は、必ず右を見て左を見てもう一度右を見るタイプの昔はA太郎です。
昨日の夜中、歩きながら稽古をしていると、道端に人がうづくまっていた。
「大丈夫ですか」と声を掛けると、
「大丈夫か、大丈夫じゃないか見てわかるだろ」と思いっきりケツを蹴られた。
なるほど、上手いこと言うなと思い、十分に謝らせる。
帰ってから、泣きながら中島みゆきの『ファイト』を聴く。
今日はさいたまスーパーアリーナで師匠の独演会という名の二人会。
右手に師匠のかばん、左手に自分のかばんを持ち、頭から生えるタイプの傘をさし歩く。
開演二時間前に楽屋に着き、師匠と喫茶店で一時間半、タバコとアイスティーを。
独演会にもかかわらず二席づつ。
お邪魔致しました。
僕の高座の時に、袖にいた師匠の話し声が会場中に鳴り響いたのも良い思い出です。
十条で師匠のかばんをお宅へ届け、十条の王子鯉八くんと、シネカフェ落語会の打ち合わせ。
今日7杯目のアイスティー。
なるたけ飲み干す。