今日は柳橋師匠から頂いたお仕事。
看護学校で90分授業を二限の講演。
三時間僕の落語を聴き、看護される生徒が出てくるだろう。
何人看護されたかは独演会で。
とか、言いながら明日ブログに書いてしまうんだろうな。
困った。
膝の治療の為、銭湯へ行く。
洗い場でおじさん二人がトリートメントしながら「最近の若者は」と言う話をしている。
その二人が湯船でどっちが長く潜れるかの勝負を始めた。
20秒後、「最近の若者は!」と叫びながら一人が上がってきた。
愛すべきか愛さざるべきか。
電気風呂では、常連のお爺ちゃんといつも無言の勝負をする。
先に上がると『わかるよ』という顔をされる。
でもお爺ちゃん、唇が震えてるよ。
風呂上がりの脱衣所で、そのお爺ちゃんに話し掛けられる。
「あんちゃん、よく会うな」
「はい、時々来てます」
「仕事は何してる」
「落語家です」
「落語というと古典落語か」
「はい、古典もやりますが自分で作る新作落語というのもやっています」
「今日も作ったのか」
「いえ、先月作ったのでちょっと休んでます」
「バカヤロー」
と、突然怒鳴られる。
「いいか、才能が枯れるのなんてのはほんの一瞬だ。一瞬だぞ。一瞬。いつ無くなるか分からない。今日だったかもしれない、明日かもしれない。いや死ぬまでかもしれない。ただ運命は残酷だ。思い通りになんかいかない。ただ今やれてるんだろ。ならやれ。誰も助けてはくれないぞ。じゃあ、いつやるんだ?今」
と、言いかけたところで、お爺ちゃんの口を押さえて水風呂に放り込む。
とのことで、ファミレスでネタ作り。
相対性理論を聴き、湯水桶三吉の小説を思い浮かべる。
キュートでくだらない新作が出来るといいですね。
終わって間に合えば、連雀亭に出ます。
よろしくお願い致します。