2010年12月6日月曜日

さわやか



2日と5日に、上野広小路亭で、兄弟子の健太郎兄さんの代演。
さわやかに楽屋入りと思い、靴を脱いだら違和感が。
右足の人差し指が見えている。
まさかと思い、一度上を見てからもう一度下へ。
やっぱり、見えてる。

いや別にね〜。
だからってね〜。
気にしないけどね〜。

駄目だ、恥ずかしい!
帰るか?

いやいや、もういい大人だ。
セロリだって食べられる。
ポン酢の良さだってわかる。
なにより、知恵がある。
靴下の先をそっと伸ばして、足の裏側に折り返し、なにげない笑顔で後輩に挨拶、さっと奥へ行って靴下を脱ぎ捨て、足袋をはく。

さわやかだ。

ちょうど、寄席の下には、毎日が閉店セールの衣服店がある。高座が終わったら、そこで買おうと思いながら演った『悋気の独楽』
ありがとうございました。
高座が終わり、お店へ。
安い!靴下一足60円。
せっかくだから、きりが良いところで、五足買って300円。
安くいっぱい買えて、これはまさに「雨降って地固まる」かな、なんて早速はいてみたら、

薄い!
スケスケ。
限りなく透明に近いグレー。

さわやかじゃない!
仕方ないので、上からもう一足。
まだだ、もう一足。まだだ、もう一足。まだだ…
ということで、一足300円でした。

上野広小路亭2日間ありがとうございました。