2011年3月28日月曜日

犬寄席

先日、自転車に乗っていると、僕の前をフラフラ揺れながら自転車で走っているおばちゃんがいた。


危なっかしいので、追い抜いて、振り返ってみると、何と両手離しで自転車に乗る練習をしていた。


懐かしい匂いがした。


さて、昨日は第6回『65分ぐらいのA太郎』にお越し頂き、ありがとうございました。


お客さんの数は増えないが、スタッフの数が増えるという、何とも言えない雰囲気のなか、粛々と会を進行。
『元犬』『罪と罰』『肥がめ』をみっちり65分。


『元犬』は、前座の頃よくやっていたが、二ツ目になってからは初めて。
これは、犬が人間に生まれ変わるという噺。
うっくつした『前座犬』から成長し、
ドッグフードがワンランク上がった『二ツ目犬』を、
お見せしようと思っていましたが、
何だかモヤモヤし、人間に生まれ変わって本当に良かったのか、と悩みに悩んでいる犬の遠吠えを、
お見せしてしまったのではないかと、先程反省しました。


さてさて、次回の『65分ぐらいのA太郎』は、急遽4月5日に決まりました。
また、スタッフが増えるんじゃないかと怯えておりますが、皆様是非お越し下さい。

5日(火)
19:30〜65分ぐらいのA太郎
出演/A太郎
料金/¥1000(学生¥800)
※ワンドリンクつき
場所/トナカイ小麦店

2011年3月27日日曜日

春風亭

昨日、今日と久しぶりに新宿末廣亭の出番。


久しぶりということもあり、高座はもちろん、楽屋の中も緊張する。

前座さん達は、師匠方に気をつかって働いているので、二ツ目は邪魔なのだ。


居場所がなくウロウロしてると、前座さん達の舌打ちがこだまする。

昔自分がやってたことが、跳ね返ってくる。


まさに、自業自得だ。


そんな中、逃げるように高座へ。

ここで頑張らないと、さらに楽屋の目が冷たくなる。


昨日は、
久しぶりの古典
『たらちね』
今日は、
新作『罪と罰』


終わって、楽屋に戻るのが嫌なので、そのまま客席に下りていき、家へ帰った。


前座の明楽さんが、客席の隅で見ていたらしく、
「兄さん勉強させて頂きました」
と、メールが来た。


「どうだったかな?」

と、返信したが、
それっきり返信はない。


なるほど、そういうことか。


昨日は、再び末廣亭に戻り、
東京ボーイズ先生主催の『東京ボーイズの金曜日・2』に、出させて頂く。


お二人は、今でも新ネタを作っており尊敬する。


オープニングで、仲八郎先生が、僕の名前を
『春風亭A太郎』
と、紹介。
当然のごとく、お客さんは間違いに気づかない。
そして、不思議と僕も違和感がない。


この現実を受け止めて、さあ頑張ろう。


客席に、末廣亭のお席亭が座っており、僕の高座を見てくれていた。


終わってから、笑いながら「いや〜、やっぱり落語は人間性が出るね」と、言って頂いた。

誉め言葉と受け取らさせて頂きます。


さあ、今日はトナカイ寄席です。

このような時期なので、前座の頃やっていた、柔らかい噺をやってみようと思っています。

よろしくお願いします。


27日(日)
14:00〜65分ぐらいのA太郎
出演/A太郎
料金/¥1000(学生¥800)
※ワンドリンクつき
場所/トナカイ小麦店

2011年3月19日土曜日



昨日は、『今も昔もA他郎』に、お越し頂きありがとうございました。

このような状況の中、皆さんのおかげで何とか無事終えることができました。

鯉八くんに負けないように、ジタバタした姿を、楽しんで頂けていたら幸いです。

手伝いに来てくれた柳亭明楽くんに、無理やり「兄さん良かったです」と、言わせてすいませんでした。

次回は、6月24日(金)、ゲストは、三笑亭可女次兄さんです。

今月27日は、
『65分ぐらいのA太郎』もあります。
よろしくお願いします。

ついでに、最近あったことを、軽くまとめます。

○歌助師匠の会『歌助一笑会』に、呼んで頂き、二笑をとった。

○兄から久しぶりの電話があり、
「出身地が京都になっているが、生まれたのは岐阜なんだから、岐阜に変えた方が良いんじゃないか?岐阜の方が、ライバルも少ないし、仕事が増えるんじゃないか?」
と、アドバイスをもらい、自分の出身地をどこにしようか考えている。

○ブログを見てくれた方から、「携帯でブログを見ていますが、いくつか見ることが出来ない写真があります。その写真を見るために、いっそのこと携帯を新しいのに変えようかしら?」
と、畏れ多いご指摘を頂き、先日写真を直してもらいました。
これで、『梅とたわむれる鯉八』をご覧頂けたんではないでしょうか。

○師匠家の掃除に行く前に、近所で、千円カットの床屋に行き、終わって店を出たら、偶然鯉八くんに会った。
なんと、鯉八くんもその店に通っているらしく、僕の髪型を見て「あの親父時々失敗するんですよね」と、言った。

2011年3月18日金曜日

本日、予定通り『今も昔もA他郎』を開催することが、決定致しました。

決まったからには、全力を尽くします。

よろしくお願いします。

※ブログを見て来て頂いた方は、1500円になります。

18日(金)
19:00〜 今も昔もA他郎(えーたろう)
出演/A太郎、瀧川鯉八
料金/¥1800
場所/らくごカフェ

2011年3月15日火曜日

この度、東日本大震災で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

大変な状況ですが、今は、冷静に自分のできることをやるしかないと思います。

今後どうなるか、わかりませんが、主催者の方から連絡があり、今のところ18日の『今も昔もA他郎』は、行う予定です。

詳しくは、主催者ブログをご覧下さい。
イタチマチブログ
携帯版

2011年3月9日水曜日

花の粉


もしかしたら、花粉症なのか。
いや、認めたらダメだ。
認めたら、負けになる。
流行りに乗ってる場合じゃない。
花粉に丸め込まれてどうする。

ただ、くしゃみが少し止まらなくて、鼻水が少し垂れてきて、目が少しかゆいだけだ。

決して花粉症ではない。

ティッシュがかかせない。
いや、元々ティッシュが好きなので、かかさないだけだ。

ティッシュの箱に「ティシュー」と、書いてある。
CMでも「ティシュー」と、言っていた。

しかし、身近で「ティシュー」と、言っている人はいない。

そろそろ、この問題の決着をつけるときが来たようだ。

2011年3月6日日曜日

梅とカラオケ




昨日は、湯島天満宮の梅まつりで踊りを披露。
メキシコ以来の踊り。

結果、僕にはメキシコが合うようだ。
踊らされるよりも、踊りたい、まじで。

終わってから、皆さんでカラオケ屋で打ち上げ。
深夜寄席があるため、お酒を飲まずに、タンバリンを一心不乱で叩く。
メキシコで習った叩き方だ。

叩くよりも、叩かれたい、まじで。

いい叩きっぷりだと誉められる。

誉められるより、誉めたい、まじで。

深夜寄席へ。
大学のアメリカンフットボール部の同級生が来てくれた。
「待ってました!」
と、
声を掛けられたので、
何でそんなことを、言ったんだと問いただしたら、
「二番目出ると思ってたけど、三番目に出てきたので、待ってたんだ、まじで」
と、答えた。
それなら、いいや。

ネタは、『ウサギとカメとアリとキリギリス』
悪くなかったかな。

いや、認めるよりも、認められたい、まじで。

2011年3月5日土曜日

踊る


1日は、久しぶりに踊りの稽古。

2日は、代演で久しぶりの池袋演芸場。

ネタは、『ウサギとカメとアリとキリギリス』

噺の途中で、入って来たお客さんは、
誰が『ウサギでカメでアリでキリギリス』なんだ、という顔をして見ていました。

始めから見ていたお客さんも、何人かは、
何が『ウサギだカメだアリだキリギリスだ』という顔をして見ていました。

勉強になりました。

明日というか、今日は、湯島天満宮の『梅まつり』で、メキシコ以来の踊りを発表します。
日本では、初めてです。
夜は、深夜寄席です。
よろしくお願いします。

5日(土)
21:30〜 深夜寄席
出演/三笑亭可女次、神田きらり、柳亭小痴楽、A太郎
料金/¥500
場所/新宿末廣亭

6日(日)
上野広小路亭
12時ごろ代演

2011年3月4日金曜日

東京新聞

3/3(木)の朝刊に取り上げていただきました。


2011年3月3日木曜日

ローマと早稲田



26日は、吉祥寺にある銭湯『弁天湯』で、漫画『テルマエ・ロマエ』とコラボレーションし、銭湯の壁画を富士山から、古代ローマのヴェスピオス火山に描きかえる、というイベントに参加。



出演は他に、エレキコミックのやついさん、銭湯絵師の中島さん、銭湯研究家の町田さん、演歌歌手の森山愛子さん、等々。



そこで、僕に『古代ローマ風落語』をやって欲しいとのことで、半月前ぐらいからネタ作り。



以前から、この『テルマエ・ロマエ』は読んでおり、好きな漫画だったので、嬉しいイベントなのだが、ネタ作りとなるとまた別だ。



すべるのは嫌だ。



元々、面白い漫画なので、これをそのまま落語にすれば、と思われるが、それはそれでかなりのハードルだ。



ひとまず、古代ローマの勉強。
勉強してから、漫画を読むと、また違った面白さが。
皆さん、ぜひ。

やはり、今自分ができる落語の中に、古代ローマの出来事などを入れていった方が、わかりやすいと思い、『古代ローマ風寿限無』を作ることに。



古典落語の改作は初めてで、あまり好きではなかったのだが、勉強になり楽しく作れた。



ギリギリまで、子供の名前の言い立てを稽古し、高座へ。



いっぱいのお客さん。



衣装は、古代ローマのあの白いヤツで、頭に葉っぱを巻き、高座にはコーヒー牛乳。



よし、これで言い訳ができる。



寒いのは承知だが、銭湯だけに温かいお客さんで、何とかうまくやり終えた。



終わって高座を下りると、小学生が近寄ってきて、
「オレはもっと早口にしゃべれるぜ」
と言って、早口言葉を披露してくれた。



誉めたら、浮かれて四つ目の早口言葉に突入したので、途中で手ぬぐいをあげ、楽屋に戻る。



せっかく作ったネタだが、なかなか他では出来ない。
もったいないので、その日の夜の会でやろうと思い、スタッフの方に、
「この白い衣装もらえますか?」
と聞くと、
「後日送ります」
と言われた。
「いや、後日なら結構です」
と、言い残し早稲田へ。



『65分ぐらいのA太郎』
ネタは『ローマ風落語』『浮世床』『時そば』
なんだか、秘密基地という感じでした。
次は、多くの人に聴いてもらえるように、頑張ります。
来て下さった皆様ありがとうございました。



そして今日、東京新聞にチラッと『ローマ風寿限無』が載っていると、鯉ちゃくんから連絡がきた。



ということで、無理やり鯉ちゃくんには、『ローマ風寿限無』やってもらいます。