昨日と今日は笑福亭の羽光さんと静岡三島へ。
小学校での学校寄席と三島落語会。
ここでの学校寄席は何と八年目。
東京の寄席で、校長先生がたまたま私を見かけ声を掛けて頂き、三島にゆかりのある笑福亭の羽光さんをしぶしぶ誘い、それからずっと続いている。
それが今は三校に。
ありがたいことです。
毎年六年生に落語を聴いてもらい、それが八年ということは、あの地域の二十歳ぐらいまで人達は、二人の落語を皆聴いているということだ。
なんだか不思議。
落語に興味を持ってもらえたのなら羽光さんのお陰だし、嫌いになったのなら羽光さんのせいだ。
独特の考えを持つ羽光さんは、子供たちに『ウンコやない。羽光や』と言ったり、『A太郎兄さんとのキャラの違いを見せる為に汚い着物を着ているんや』と言ってみたり、『お腹の調子が悪いから兄さんの落語で笑いが起きたときに、ばれんように屁をしましわ』と言いくさったり、羽光新作『ペラペラ王国』をやり子供たちを混乱させたり、と、とにかく愉快。
まあ子供たちが喜んでいるので良しとしましょう。
今後もっとおじさんになる二人じゃ子供たちも楽しめなくなるかな、そろそろ後輩に受け継いでもらった方が良いかな、今年で最後にしようかな、と思っているのですが、子供たちから感想文をもらったのが嬉かったので、その感想文の感想を書いてみましょう。
『A太郎さんの師匠がちょっと気になるので紹介して下さい』
良いけど、それからどうする?
『YouTube観てみます』
落語じゃないから気を付けて。
『A様と呼ばせて下さい』
ご丁寧にどうも。
『井戸の話が良かったです』
皿屋敷だね。
『学校ではなくライブ会場にいるような気分になりました』
うまいねぇ。
『きくおうさんを紹介して下さい』
ちょっと無理だね。
『A太郎と羽光様ありがとうございました』
呼び捨て。
『伝統を受け継ぐことは素晴らしいです』
ハハー。
『羽光さんにも宜しくお伝え下さい』
嫌だ。
『落語はとても大変だと知りました』
力不足でごめん。
『帰ったら家族に良かったと話します』
そういうの大事よ。
『また会えたらいいなと思ってます』
こちらこそ。寄席に。
『羽光さんのボケにA太郎さんのつっこみが無かったら空気がシーンとしていたでしょう』
正しい分析ありがとう。
『また羽光さんとの最高のコンビネーション見せて下さい』
嫌です。
『A太郎シール欲しかったけど、恥ずかしくて手を挙げられなかったです』
その気持ち、よく分かる。
『A太郎さんと羽光さんの昔昔亭が見たいです』
ちょっと、どこをどう間違えたのか分からないな。
『先生が蕎麦を食べる動きをやってるのを見て、笑いすぎて腹が痛くなりました』
負けた。