16日は『浅井企画メディアスクール落語会』
落語を初めて聴くという若い大学生ぐらいの方が多く、また落語の最中飲食の注文可という、なかなかハードルの高い会だった。
弟弟子の喜太郎を引き連れて乗り込む。
まずは喜太郎の高座。
高座中ビールの注文がひっきりなし。
そこはさすが丁稚の喜太郎、すぐさま落語をやめお客さんから注文をとり、自ら厨房に入りビールを作っていた。
一通り注文が尽きた頃、喜太郎の高座時間が終わる。
結局、八五郎が隠居の家に来て、軽いジョークを言っただけの噺になってしまう。
すまん、喜太郎。
続いて僕の高座。
今度はお客さんの尿意と眠気との戦いだ。
対策として途中からトイレにスピーカーを置いてもらう。
そして、学校の先生が寝てる生徒を起こすかのごとく、落語をやりながらお客さんの間を歩き、寝てる人がいたら、肩をそっと叩いて起こす。
歩きながら『面会』を演ったのは初めてだった。
終わってから、喜太郎と二人で「勉強になったね」とうそぶいた。
「世間から見れば落語家なんて、下の下の下ですね。ゲゲゲの喜太郎です」という、先代喜太郎から受け継いだ喜太郎のネタが胸に突き刺さる。
お越し頂きありがとうございました。