『三顧の礼』
もちろん皆さんご存知でしょう。
三国志において、諸葛亮孔明を自軍に引き入れるため、劉備玄徳が三度頭を下げたというアレだ。
当然、張飛は「兄じゃ、二度も断りやがったあんなクソ生意気な若造のとこなんて、もう行くことはねぇべな」と言うでしょうよ。
そこで劉備はこう返した。
「張飛、相変わらずお前は馬鹿だな。あんな天才そうそう現れねぇべな」と。
その後、劉備軍に入った孔明の活躍は、言わずもがな。
まさか、それが我が身に起こるなんて。
あっ、我が身のA太郎です。
そして規模は相当小さくなりますが。
無存知アトリエそら豆のあの店長から
「えーちゃん、またウチで独演会やらねぇ?」と恐怖のメールが。
当然「やらねえ」と返す。
なぜ当然なのかは後述。
再び店長から「またまた~、やるべ?」と。
瞬時に「やらねえ」と返す。
みたび「やるべ?」と。
『あっ、これ三顧の礼』と勘違いした私は「うん」と。
ということで、またやります。
いや、やらせて頂きます。
では先程の、当然、の理由を簡単に。
やたら『宣伝しろ』とメールが来る。
開場時間に何一つ準備が出来てない。
早く来たお客さんに会場作りを手伝わせる。
トイレが控え室。
お客さんがトイレに来たら、着替えの途中でも出ないといけない。
お客さんじゃなく店長がトイレに来る場合もある。
壁にチョークでメニューやらが書いてあるので、油断すると着物がカラフルになる。
高座中、店長が店の電話に出るはもちろんのこと、料理をし始めるので、その音と匂いが充満する、は、もちろんのこと、足りなくなった食材を買いに店員が高座の脇を行ったり来たり。
高座中、容赦なく写真を撮る。
終演後、なぞのA太郎弁当とやらを売る。
特に私の好きなおかずや、A太郎にかけた食材などは入ってない。
そんなに私の落語を好きではない。
とまあ、それでも良いぞ馬鹿、という心の広いお客様、是非お越し下さい。
念のために言っておきますが、店長は悪い人ではないのです。
なぜ、私がフォローしなければいけないのか分かりませんが。
良い人が、世の中を良くするわけではない、の例。
よろしくお願い致します。
そして店長は、このブログを決して読まない。
いい加減読んでね。
まあ、あの店長の感覚じゃあA太郎ブログは笑えないだろうけどね。
昔昔亭A太郎落語会@アトリエそら豆IN祖師谷大蔵
2017.3.18(土)
15:30開場、16時開演
一般1500円、学生1000円1ドリンク付き
終演後、打ち上げ(A太郎参加しない可能性あり)、A太郎弁当1500円。
0364110054
atelier_soramame@yhoo.co.jp